TABATA Chihiro
構造材料研究センター 材料創製分野
超耐熱材料グループ 研修生
経歴
2011.9-2013.10
San Mateo High School (California, USA)
2014.1-2016.3
渋谷教育学園幕張高等学校(編入学)
2016.4-2020.3
早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科
2020.4-2022.3
早稲田大学基幹理工学研究科機械科学・航空宇宙専攻
2022.4-現在
早稲田大学基幹理工学研究科材料科学専攻(NIMS-早大連携大学院)
田畑さんへQ&A
Q:どのようにしてNIMSを知ったのですか?
A:学部4年生に研究室配属された際に、研究班の一つとしてNIMSとの連携を行っている班があり、そこで知りました。学生の間に研究所で研究を進められる機会は貴重だと考え、その班への配属を希望しました。
Q:材料研究を行うようになったきっかけは何ですか?
A:学部2年生で受けた「航空材料学」という授業で材料学を学び、興味を持ちました。研究室も材料研究を行っているものを選択し、共同研究の関係でNIMSに研修生として配属されました。
Q:NIMSの魅力は?
A:様々な分野の専門家や研究者の方々と議論し、共同研究を行うことができることが一つです。大学などでは使用できない装置が数多くあり、学生のうちから最先端の研究に触れることができるも魅力だと思います。
Q:ご自身の研究テーマとその魅力を教えてください?
A:耐熱材料であるNi基単結晶超合金という、ジェットエンジンなどのタービンブレードとして使用されている材料の研究を行っています。合金中にごく微量のSが混入することであらゆる特性が落ちてしまうのですが、自身は中でも耐酸化特性に与える影響および不純物の除去方法に関する研究を行っています。普段見ることがない、様々な最先端技術を駆使して観察・評価をしている点や、材料のリサイクル技術に関連しているため、今現在求められているグリーンイノベーションに直結する点などが魅力だと思います。また、航空エンジンの材料の研究は個人的には憧れであったため、これもまた魅力なのではないかと思います。