RCSMについて

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強度物性グループ
Mechanical Properties Group

微視組織が力学特性に及ぼす影響は、組織サイズと同じスケールにおける変形挙動に深く関係します。我々のグループでは、ナノスケールの局所力学挙動解析や原子スケールモデリングによって、転位・固溶元素・結晶粒界・第二相などの格子欠陥が力学挙動に及ぼす影響を明らかにします。これによって、マクロ力学特性が発現する素過程を解明し、強度設計の新しい指導原理の提示を目指します。

グループHP

 

メンバー

大村 孝仁(強度物性グループ)

大村 孝仁 OHMURA Takahito
構造材料研究センター センター長
ボタン-九州大学NIMS連携大学院

ナノインデンテーション,電子顕微鏡その場変形,弾塑性変形,転位,降伏応力
センター長挨拶

譯田 真人(強度物性グループ)

譯田 真人 WAKEDA Masato
構造材料研究センター 材料評価分野
強度物性グループ 主幹研究員

金属材料,強度支配因子,高精度解析,材料欠陥,ナノスケール計算
最新成果

エドワーズ トーマス エドワード ジェームズ(強度物性グループ)

エドワーズ トーマス 
EDWARDS Thomas

構造材料研究センター 材料評価分野
強度物性グループ 主任研究員

塑性変形,電子顕微鏡その場変形,材料欠陥 / 転位,3D-Materials Science,疲労と破壊,金属材料,セラミック

小川 由希子 OGAWA Yukiko
構造材料研究センター 材料創製分野
軽金属材料グループ 主任研究員

マグネシウム合金、軽金属材料

 

 

専門分野・研究対象

1. ナノスケール局所力学挙動解析・TEM内その場変形解析
ナノ—サブミクロンスケールにおける力学挙動を直接評価できるナノインデンテーション法は、微視組織—力学応答を精緻に解析することが可能です。
また、TEMまたはSEMその場変形解析は、微視スケールにおける力学挙動と変形組織の関係をより詳細に捉えることが可能です。
これらの実験解析によって、特定の組織を選択して力学応答を定量的に評価することや、変形組織の形成過程と力学応答の関係を解明することが可能です。

2. 原子スケールモデリングによる強度発現機構の理論的解明
第一原理計算や分子動力学計算などの原子スケール計算手法は、構造材料の力学特性に対する格子欠陥 (転位、粒界、析出物、固溶元素など) の影響解明において有効なアプローチです。
格子欠陥の相互作用、微視的変形ダイナミクス、さらには材料組織が構造材料の巨視的な強度に及ぼす影響について、原子スケール計算手法による解明を目指すとともに新たな解析手法の構築にも取り組んでいます。

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