・装置名/メーカー:顕微ラマン分光分析装置/RENISHAW
・特徴と主な仕様
・顕微ラマン分光分析装置
・レーザー波長 532nm
・型式:
・inVia Reflex ND高速ラマンイメージング
・マイクロスコープシステム
・連絡先:土井康太郎 DOI.Kotaro=nims.go.jp(※メールアドレスは[ = ] を [ @ ] にしてください)
顕微ラマン分光分析装置
本装置により、
・金属材料の錆の成分の同定
・金属酸化物などの無機化合物の同定
・空間分解能 約1mmのラマンマッピング
ができます。
ラマン分光の原理
顕微ラマン分光分析装置は、レーザー光を光学顕微鏡用対物レンズによりステージ上の試料に照射し、発生したラマン散乱光を対物レンズで集光、分光器によりレイリー散乱光と分光し、CCD検出器で検出してラマンスペクトルデータを得るものです。レイリー散乱光とラマン散乱光のエネルギー差(ラマンシフト)は、照射した物質中の原子間や分子の振動エネルギーに対応することを利用し、物質の分子構造や結晶構造、結合状態などを知ることができます。測定深さは光源のレーザー光およびラマン散乱光の試料による吸収に支配されます。
用途:固体、粉末、薄膜の物質同定、化合物の結合状態の解析